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小奴可バイパス 4年ぶり完成

  • 執筆者の写真: 小鳥 原
    小鳥 原
  • 9月14日
  • 読了時間: 1分

比婆郡東城町小奴可地区の国道314号線バイパスが4年ぶりに全線完成した。工事主体の県はこのほど供用開始の公示を行い、一般車両の通行を始めた。

全長2キロの2車線

同バイパスは小奴可地区中心部の約70世帯の民家密集地をう回し、水田地帯の真ん中を直線で抜ける全長2㎞のルート。車道は幅6mの2車線、片側に幅2mの歩道がついている。小奴可入り口の狐峠から約400mは国道を拡幅。東城川を小奴可一号橋(長さ20m)で渡って水田地帯を北に走り、駅前通りの県道と交差。さらに真っすぐ抜けて小奴可二号橋(同12m)で再び川を渡り国道と接続している。

計画は48年に出されたが用地買収が遅れ、工事着工は51年。53年末に駅前交差点まで完成。このほど全線が開通した。総事業費は4億8300万円。

バイパス完成によって小奴可密集地の交通渋滞は避けられる。県は本年度からバイパスの北に向かって同線の道路改良延長の青写真を発表した。計画によるとバイパスから芸備線の南側を道後山駅に向けて道路を拡幅したり新設を繰り返しながら西城町下高尾に至る全長4.2㎞。本年度1億7700万円の予算を組み、土地買収と一部工事を進める。同計画の完成目標は60年度。総事業費約8億円を見込んでいる。

中国新聞1980(昭和55年)年9月3日付

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