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乗降客に高原の香を 道後山駅長がスズランを贈る

  • 執筆者の写真: 小鳥 原
    小鳥 原
  • 1月2日
  • 読了時間: 1分

芸備線道後山駅は県立公園道後山の表玄関。夏姿のハイカーが日ましにふえているのでこのほど、ことしも駅長と助役さんが、原産のスズランのハチ植えを抱えて岡鉄・広鉄両局をはじめ、山陽本線福塩線などの主だった駅の乗降客に、高原の香を味わっていただきたいと贈ってあるいた。

道後山は続く好天で、おくれていたスズランやレンゲ・ツツジが一斉に咲き始め、頂上付近のイワカガミ・アカモノ・シロモノなど高山植物も風に耐えてほころんでいる。12日のすずらん祭りには、ミヤマキリシマが前座野呂一帯を染めて咲くものと思われる。

中国新聞1960年(昭和35年)6月3日付

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