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芸備線、土砂崩れ不通 備後落合-道後山 運転中止や部分運休

  • 執筆者の写真: 小鳥 原
    小鳥 原
  • 1月3日
  • 読了時間: 1分

6日午前6時40分ごろ、比婆郡西城町小鳥原、JR芸備線の備後落合-道後山間で土砂崩れがあったのを、近くの主婦岡田鈴江さん(45)が見つけ、庄原署を通じJRに通報した。同7時15分ごろ列車が通過するのを知っていた岡田さんの素早い対応で、列車は難を逃れた。

JRによると、崩れ落ちたのは高さ4メートル・幅4メートル・長さ15メートルの土砂、完全に線路を覆っていた。この影響で新見発備後落合行き普通列車1本が小奴可で運転を打ち切ったのをはじめ、小奴可-備後落合間などで10本が部分運休し、乗客はタクシーで代行輸送した。二次災害の恐れもあるため、がけの上部の土などを削り落として復旧作業を続けている。

原因についてJRでは、積もっていた雪が最近の陽気で解け、地盤が緩んだのではないかとみている。

岡田さんは「ザーと崩れる音がし、外に出てみると線路が埋まっていた。毎朝列車が通るので、それが気になって急いで通報した」と話している。

中国新聞2000年(平成12年)3月7日付

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