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地元あげ歓迎
東城町小奴可駅 急行が初めて停車
芸備線小奴可駅の急行「たいしゃく号」停車を祝って1日、地元比婆郡東城町の小奴可駅急行停車期成同盟会(吉田善一会長)の人たちが歓迎祝賀式をあげた。
午前7時20分、新見発広島行き下り「たいしゃく1号」が、定刻通り到着すると、雨のプラットホームに詰めかけた地元民約200人がどっと歓声を上げた。さっそく大元豊運転士ら乗務員3人に、東農協事務員名越久子さん(20)ら3人の女性からお守りと歓迎の花束が贈られ、安全運転を祈る神事のあと、田辺英夫町長が紅白のテープにはさみを入れ、「たいしゃく1号」は同駅初乗りの14人をつんで発車した。
同期成同盟会は、37年3月から運行した急行「たいしゃく号」(岡山-広島間)同「しらぎり号」(広島-米子間)の停車実現のため、前年の36年10月、小奴可・八幡両地区内(約1,000世帯)の各種団体で結成された。9年ぶりに運動が実を結んだもので、午後1時から小奴可尚和会館で祝賀会が開かれ念願達成を喜びあった。広島発上り「たいしゃく2号」は午後7時3分に同駅に停車した。
中国新聞1969年(昭和44年)10月2日付
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