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勤人の出足上々
―道後山へ「銀嶺号」―
大寒の20日をねらって広島管理部では同夜10時半スキー列車「銀嶺号」を道後山へ走らせた。なにぶん同夜まで連日高気温の連続で宣伝マンをひやひやさせていたが思ったより出足よく4両連結256名の定員に対し85%の217名の乗り具合でほっとさせた。この列車につめかけたのは有閑特別階級だけでなく勤務や学校を休んでの参加者が多く、この分だと金詰りでも行楽誘致には差支えないと気をよくしている。
なお道後山スキー場は昨朝以来の寒さで積雪60センチに達した。
中国新聞1950年(昭和25年)1月22日付

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