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塩原盡之亟のこと

塩原に熱田盡之亟という神主のせがれがいた。ある日、自分の娘と新免村(現神石高原町)の旅商人が、人目を忍ぶ仲となっていることを知った彼は、「不義密通は家の御法度」と大層怒り、盆踊りの夜、庄屋の家の縁でその商人を切り殺してしまった。
この罪で娘や家族は入牢のうえ村を追放され、さらに盡之亟は首を斬られた。このとき使った刀を洗った場所は大刀洗と呼ばれている。
また、処刑後盡之亟の霊を祀るため、「熱田神社」と呼ばれる小さな祠を作り、今も詣でる人がいるという。

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