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金銀銅の鉄砲玉

東城の川東に地子給(ぢしきゅう)某という、腕の立つ鉄砲撃ちがいた。
ある日、猫山に現れる化け猫の話を聞いた彼は、さっそく
金で鉄砲の玉を作り、夜の山に忍び込んだ。はたしてそこに提灯を持った若い娘が現れると、地子給は鉄砲をぶっぱなした。瞬間稲妻が光り、山が崩れんばかりの大音響がした。翌朝、村人が見ると、大きな黒猫が目を撃ち抜かれくたばっていたという。
そののち彼は、帝釈峡近くに現れる大蛇を
銀の鉄砲玉で、備中の神代に現れる人さらいの大鷹を銅の鉄砲玉で撃ち抜き退治したそうだ。

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