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執筆者の写真小鳥 原

1950年代道後山年始スキー場開き関連

道後山のスキー場開き

県立公園道後山恒例の冬山スキー場開きは6日午前11時半から小雪のちらつく山の家裏、銀座スロープ中央に祭壇をもうけ、藤川道後山駅長・畑中観光協会理事や宿泊中のスキーヤー80名余が列席して行われた。

まず松尾神官の神事に始まり、登山者や山の家管理者などの災難厄除を祈念し、駅長・畑中氏その他代表の玉ぐし奉奠があり正午に終った。

中国新聞1957年(昭和32年)1月8日付


銀座スロープ大賑わい

道後山 四国から遠来の客も

年末30日から降り続けている県北公園道後山は、5日の山開きを迎えて山の家付近で110cmの積雪となり、四国土佐の高知市や岡山・広島市内からの常連越年組70名余に加え、前日来からのスキーヤー80名が、夜明けを待ちかね6時ごろから銀座スロープに飛び出し、雪煙りをあげながらスキーのダイゴ味を満喫、終日にぎわった。

身を清めて初滑り

道後山スキー場山開き

冬山を迎えた道後山スキー場は、5日正午から銀座スロープで山開きを行った。

地元松尾神官の主導により、無災害・隆昌発展の祈念が行われ、倉田観光協会長(代理)藤川道後山駅長(代理)石田県高校スキー連盟会長などの玉串奉奠があり、同40分終了、参加したスキーヤーは神酒で身を清め、ロープ塔を利用しながら活発な滑降を行ない前途を祝福し盛会を極めた。

各スキー場1月の主な行事

(前略)

【道後山】12日スキー・カーニバル、15日広島スキー学校、19日滑降大会

【高尾原】15日スキー・カーニバル

中国新聞1958年(昭和33年)1月7日付

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