庄原市は来年3月をめどに、同市東城町の市街地を巡る循環バスを新設する。山あいの集落を回る10コースの路線バスも新設し、県道で庄原-東城間を結ぶ路線も計画している。
循環バスは29人乗りで、JR東城駅やスーパー、病院などが集まる町中心部を巡り、同町粟田のリフレッシュハウス東城(東城温泉)まで走る。このほか、15人乗りのバス2台を導入。週2日、農村部を10地域に分けて回る計画だ。
中国道を通る路線しかない市中心部-東城間については、県道庄原東城線を利用。現在ある同市本村町とJR備後庄原駅近くのバスセンターを結ぶ路線をJR東城駅まで伸ばし、1日1往復を予定している。
市市民生活課は「生活に密着した路線を充実させるとともに、合併した市内を行き来するうえでの利便性を高めたい」としている。
中国新聞2005年(平成17年)11月16日付