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待望のスキーシーズン すでに予約3,000人道後山

執筆者の写真: 小鳥 原小鳥 原

スキーシーズンがやってきた。県北地方のスキー場は年々ふえるスキーヤーで今冬もゲレンデは色とりどりにアノラックの花が咲くだろう。道後山ではすでに来年1‐2月の宿泊予約が約3,000人もあり、あとは本格的な雪を待つだけ。三井野原の民宿では、カラーテレビまで備えてサービスに努める宿も出ている。以下は県各地のスキー場紹介。


県北の案内

高尾原(比婆郡西城町):芸備線道後山駅のすぐ裏。ゲレンデを1.3倍に拡幅して初心者向けのコースを新設した。芝ふをつけ、積雪20センチでもスキー可能で、ロープ塔・シャンツェ(飛躍台)があり、家族連れが多い。1月19日がスキーカーニバル。宿泊施設は山荘1軒・民宿20軒(1泊2食付き1,000円より)計350人収容。貸しスキー・くつ(1組1日500~1,000円)150組。

道後山(比婆郡西城町):中腹・山頂ともに変化に豊んだスロープがあり、初心者からベテランまでスキーのダイゴ味が満喫出来る。またツアーも楽しめる。中腹は、今シーズン、前座-銀座スロープ-百合カ平-リフト起点へと、1,500メートルの滑降コースが取れるように整備した。また、バンガローの北側斜面にも、長さ200メートルのゲレンデを新設した。リフト・ロープ塔・夜間照明の設備が整っている。スキーカーニバルは1月3日。

宿泊施設は国鉄山の家・ユースホステルなど6軒(1泊2食付き550~1,000円)民宿20軒(同900円)で計1,200人収容。貸しスキー(1日500~600円)くつ(同150円)500組。貸しソリ(同200円)15台。バスは、芸備線道後山駅-登山口間(30分)が25日から5往復に増便。登山口からリフトで15分。また同線備後落合駅-登山口間に28日から2月末までの各日曜日に、銀嶺号に連絡するスキーバス(登山口発午前4時40分・落合駅発同5時25分)が増発される。

(以下省略)

中国新聞1968年(昭和43年)12月25日付


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