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大雪…備北の足混乱スキー場はいずこも可能

執筆者の写真: 小鳥 原小鳥 原

県北地方は27日、年の瀬に珍しい大雪に襲われ、交通機関に混乱を招いた。三次市三次本通では各商店とも一家総出で屋根や道路の雪かき作業をした。一方、同地方の三井野原など6スキー場はいずれもスキー可能になった。

この雪で備北バスの三次-作木・庄原-高野山・庄原-宮内・庄原-須川・西城-比和・西城-尺田・西城-道後山線が運休したのをはじめ、陰陽連絡の国鉄・広電バスは最高10時間の遅れを出した。また、三次・庄原市内のバス路線も延着が相次いだ。

三次・庄原両土木事務所は午前7時非常招集をし、陰陽を結ぶ国道54号線赤名峠付近10キロをはじめ、県道庄高野線など6路線に除雪車を繰り出して除雪作業をした。

国鉄三次駅はレールポイントの凍結を防ぐため、同駅構内80のポイントに融雪カンテラを取り付けた。東城保線区は東城-落合間に、明け方ことし2度目のモーターラッセル車を出したほか、沿線の民間人による除雪協力会に初出動を要請し、93人が路線の除雪に当たった。

県北のスキー場はいずれも絶好のゲレンデコンディションとなり、各地のスキーヤーから問い合わせが殺到した。年末年始の予約客は6スキー場ですでに約7000人にのぼり、ご用納めにはいる28日ごろからどっと繰り出しそう。念願のリフトができた道後山スキー場はリフト沿いに西日本最長のゲレンデもあって、今シーズンは特ににぎわいそう。

中国新聞1966年(昭和41年)12月28日付

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