国定公園道後山の登山口-鹿カ谷-山の家間を結ぶ全長約1,000メートルの登山リフトが夏山用に衣がえし広島陸運局の検査を受けて運転を始めた。
このリフトは道後山観光会社(前田治郎社長)が昨年12月つくり、冬の間スキー客を運んだ。夏山登山用としてワイヤを張ってある支柱の腕木を1‐2メートル下げて、座席の上に美しい赤・青・黄・緑4色のビニール製ホロを取りつけた。また22基の支柱も、赤ペンキで塗り替えた。リフトを利用すると、登山口から山の家まで歩いて40分の距離が15分で登れる。
中国新聞1967年(昭和42年)6月21日付