比婆郡東城町北部の塩原地区に5日から路線バスが通うようになり、同日朝、地区集会所前で住民約30人が出発式をした。牧田繁喜自治公民館長が「これでお年寄りや子どもたちが助かる。みんなで利用したい」とあいさつ。18人が約2キロ離れた内堀地区まで初乗りをした。
新しい路線は、町中心部から粟田・千鳥・内堀地区を通り、小奴可地区まで走る路線を延長した。塩原地区からは内堀地区にある診療所や保育所に通うお年寄りや園児がおり、地元から要望が出ていた。
町内には、運行経費を町が負担、備北交通が運行している過疎バス代替路線が3路線ある。
中国新聞1999年(平成11年)4月6日付